速記は21世紀対応の超高速文字です。人が話す内容を全て、そのままの速度で書き取っていける、それが速記です。


速記の資格と検定

速記技能検定試験

 公益社団法人 日本速記協会が実施する速記技能検定試験は、1〜6級の6クラスで実施されます。例年は、1月、5月、8月、11月の最終日曜日に実施されています。
 検定は、クラスごとに分けられて実施されます。クラスごとに決められた文字数の文章を規定時間で読み上げたものを録音したCDを検定会場で再生し、受検者はそれを聞いて速記し、規定時間以内に反訳(普通の漢字仮名まじり文に直すこと)します。速記した原文は採点の対象とならず、反訳したものが採点対象となり、1文字間違えば1失点として、許容失点以内であれば合格となります。
 各クラスの字数、速度等は下記のとおりです。
 1級 分速320字×10分間朗読 98%以上の正確度
 2級 分速280字×10分間朗読 98%以上の正確度
 3級 分速240字×5分間朗読 97%以上の正確度
 4級 分速180字×5分間朗読 97%以上の正確度
 5級 分速120字×5分間朗読 96%以上の正確度
 6級 分速 80字×5分間朗読 96%以上の正確度
 例えば1級の場合、総朗読字数が3200字ですから、ミスの数が64文字以内であれば合格ということになります。他の検定では7〜8割とれば合格というものが多いと思いますが、段違いの難しさですね。しかし、それぐらい書けないと、速記というものの性格上、役に立たないわけです。
 速記技能検定試験の詳細については、公益社団法人 日本速記協会にお問い合わせください。